詩人:どるとる | [投票][編集] |
勉強もだめで
スポーツもだめで
だけど 誰より
心優しい
のび太くん
未来の世界から
やって来た
ネコ型のロボットの出す不思議な道具で
いつも 楽しい冒険をする
ガールフレンドのあの子に 思いを伝えられずに
いつも いつも
やきもきするけど
友達だから
それでいいのかな
僕ものび太くんみたいに いつもいつも
0点をとっていた
お母さんには叱られてばかりで
逃げ出したいときは
いつも 押し入れの中に隠れていた
僕にも ドラえもんがいたなら きっともっと笑えていたのかな
夢みたいなことだけど そんな事を思うんだ
引き出しの中にある
過去へも未来へも行ける タイムマシーンで 冒険する
石器時代でも はるか遠い未来へも 行ける毎日が冒険だ
漫画の中に 広がる
世界に 僕はのめり込み 昼夜 関わらず
漫画ばかり読んでいた
誰かのために 何かのために 頑張れる
人間なんて ただそれだけで いいんじゃないかな
僕ものび太くんみたいに メガネで 駆け足も遅くて 悪知恵ばかりはたらくけど
大切にしているんだ
人間の良さは頭じゃなく
人間の良さは心で決まるんだっていう 言葉
誰かが言っていた言葉
僕にはドラえもんはいないけど きっとドラえもんがいなくても頑張れる だって僕にはドラえもんは必要ないんだ
ひとりだって頑張れるから
のび太くんみたいな僕へ その優しさを忘れないで
捨て身で誰かのことを思えるような ただ純粋でどこまでもまっすぐなばか正直なその瞳の中には輝く宝石のような壮大な未来が 見えるから
叶えられる夢の数は
星の数ほどあるから
ああ のび太くんみたいな僕にだって
未来がある
未来がある
きっとその優しさとぬくもりは 大きな力になって 君を 大空へ羽ばたかせてくれる
ねえ ドラえもん
君の道具がなくても夢は叶えられるよ。