詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日も誰かが どこかで 悲しみに泣いていたのかな
そしてどこかでは 誰かが 笑っていたのかな
入れ違いにホームに入る 電車のように
別々の道 歩んでく
僕らの日々は
まるで光と影が交差するように絶妙にずれ込みながら続く
今日誰かが どこかで自殺をしたとしても
僕には関係ないから
自分の幸せに笑うだけだ それを非難するなら みんなが共犯者だ
悲しみは いつまでも僕らが生きてる限り消えない
目の前の幸せに笑うがいい 傍らに 泣き崩れる人の幻を まぶたの裏に重ねて
絶え間なく続く明日を走るんだ
共犯者でいいさ
笑えばいいさ
僕は独りきり
歩いていくんだよ
光に照らされていた今日の僕はたまたま運が良かっただけなのかもしれない
明日は僕が泣く番かもしれない
何が起きるかわからない 全くの未知なる世界で 明日はまた始まる 不安と期待を胸に 歩き出す僕らの日々
それを非難できる言葉など何ひとつないよ
ただ僕は僕
そして君は君
あなたはあなたで
受け入れるなら
受け入れて
逃げるなら
逃げて
そうやって続くだけ
共犯者が また今日も増えるだけ。