詩人:どるとる | [投票][編集] |
ひとはひととして
ひとなりにひとのようにいきる
ひとだからひといがいにはなれぬ
ひとににあったいきかたしかできぬのだ
ようきゅうされた
なにかに あわせてはたらいたりいきたりするのはつかれるなあ
だからぼくらはわらいたいときにわらい
へをこき なくのだ
それがひとがひとらしくいられるいちばんいいいきかただ
じんせいというめいがをえがくふでをすらすらとはこべたらいいね
むじゅうりょくのせかいのなか うちゅうのひろさにこしんぬかしているとひとであるまえにまずぼくでありたいとおもうんだよ
たくさんのひとのなかに ひとりしかいないひとだから
きみもぼくもみんなだれもかも とくべつででもあたりまえなひとなんだ
いくらいってもいいたりない きりがない かねがない あてもない なにもない
からっぽ がらあき
あなぼこだらけ
ひとにうまれて
ひととしてきえていくぼくらはやっぱりひとでしかないから
たまにはあくにんにもなりさがる
だけれどやさしいこころもあるから
だれかをあいし
だれかをまもることもできる
ひとであるがゆえ
つみもおかす
だけれどひとだから
やさしくなれる
かがやける
ただのひとになれる
どこにでもいる
あたりまえなけしきのなかにさくひとになれる
それがひとなんだ
それがひとなんだ。