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どるとるの部屋


[347] 日常というちょっとしたパレード
詩人:どるとる [投票][編集]


週末はパレード
忙しくせわしなく
流れてゆく 幸せと不幸の二つの次元をローテーションするようななんとも地味な日々

朝そして夜
繰り返す1日
24時間の限られた
甘えのない束縛
何に縛られてるの?
何にしたがってるの?
僕はどこへ行けばいい?成功するの?
聞きたいことは山ほどあれど聞いても意味はなく 神も仏も未だ会ったためしもないよ

でもね

パレードは今日も楽しくて 時間を忘れてしまうのさ
パレードは悲しい場面のあとに何か大切な気持ち残していく
今日という1日というパレードの中躍りまくったら僕は枕に身をあずけよう

羊が一匹…
羊が二匹…
もう面倒だ
眠くなるのを気長に待とう

パレードはそんなふうに過ぎる
行ったり来たりの繰り返しで始まり終わるのさ

パレードが通る
ガヤガヤ
ガヤガヤ
街は忙しい
僕も忙しい
パレードが通り過ぎる
シーン
シーン
眠ったように
街は静かだ

そんな繰り返しを明日も僕らはそれを当然とばかりに行き交う時間というインベーダーを撃ち落とすかのように仕事や学業で食い潰して生きる

パレードが通る
くぐり抜ける僕の姿
今日もどこかにそんな日常がささくれ立っているように他愛なく存在しているんだ

涙に濡れる明日も
晴天にめぐまれた今日も
僕は確かにここにいる。

2009/10/21 (Wed)

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