詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
僕らが鼻で 笑い飛ばす毎日は 本当は特別なものなのかもしれない
かたつむりが草の上
ゆっくりとした速さで 目指す場所に進む
かたつむりが流した涙は いつまでも粘ついて 心に張り付いたまま 忘れられない記憶になる
ああ 悲しみも苦しみも すべての人に与えられた試練
それを乗り越えてこそ夜明けは見えるぞ
単純な話さ
難しくはないさ
笑いたいんだろ
なら笑えばいい
好きなだけ
思いのままに
くだらない
毎日の中に光る
幸せは 吹き止まぬ
風の中にあるよ
僕らが唾を吐きかけ嫌う毎日は 本当はただの食べず嫌いなのかもね
亀だって蟻だって地道に生きているから
最後には 最後には
幸せになれるだろう
歩く速さや生きるための賢さや ノウハウなんてなくたって
ただ優しいだけで 世界は広がる
ああ 悲しみや苦しみに耐えうる力が足りないならば 開き直って 別の道を探すのもいいだろう
単純なだけの
単細胞さ
生きたいんだろ
なんだかんだいって
それなら生きればいい
好きなだけ
心行くまま
ありふれた
毎日の影に隠れた
幸せは 偶然に吹く
風の中にあるよ
幸せは 吹き止まぬ
風の中にあるよ