詩人:どるとる | [投票][編集] |
出会った頃から なぜだか ふたりには
まるで遠い遠い昔から 知っていたかのような そんな懐かしい気持ちがあったのさ
まるでそれは運命づけられた出来事のように 神様が仕掛けた悪戯みたいに 僕たちは出会い恋に落ちたのさ
ほら見てごらん
夜空にたくさんの星たちが輝いているよ
でもどんな星よりも
輝いているのは
あなた
あなたなんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも
言えなくて
そんな
もどかしい
気持ちを抱えているのです
つぶれたパチンコ屋の前を通ったとき 閉じたシャッターを見ながら思ったことさ
俺もいつかあんな風に 役目を終えて 静かに 死んでいくのかなと 思った
そしたらなんだか悲しくなって しんみりしていたよ
夕暮れだったこともあいまって 切なさは倍になり 男泣きしちまうんだよ
絵に描いたような幸せな未来を見ていたけれど ただ隣に好きな人がいてくれりゃ
十分なんです
恋しくて
愛しくて
あなたが
好きで
大好きで
たまらなくて
それでも言えなくて
そんなもどかしい気持ちを抱えているのです
優しくて
優しくて
優しすぎる程に
あなたは
まぶしくて
まぶしくて
まぶしすぎる程だ
僕なんかには
もったいない
美しい人
美しい人
恋しくて
切なくて
愛しくて
たまらなくて
見上げた空に
星が流れ
僕はぽっかりと
空いてしまった
胸の隙間を
吹き抜ける
夜風が身にしみて
さみしかった
悲しかった
君がいないよ
恋しさだけが
募れば募るほどに
言えない自分が
愚かしくて
おかしくて
泣けてくる
泣けてくる
そんな俺たち恋する年頃
その痛みさえ恋の味
その痛みさえ恋の味。