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どるとるの部屋


[3545] 希望の光
詩人:どるとる [投票][編集]


無理せずに 心から素直に笑えるかい? 今そんな気持ちになれるかい?
あしたに希望が持てなくても 今を生きる自信だけは捨てないで

『きっと生きるためにさ
僕らは生まれたんだよ』
きれい事でも僕には少なくとも本当のことなんだ

人は皆
悲しみの中
人は皆
喜びの中
今日もたくさんの
人がそれぞれの
現実と見つめ合い
時に目をそらす
色んな事情と闘っているんだね
夜の中 朝の中
部屋の中 家の外
誰かの隣
街外れ 的外れ
いつも わかってることさ

まばたきの合間にできるわずかな空白の数秒間に うっすらと見えたおぼろげだけど確かな光

抱きしめながら
歩いて行けたなら
素晴らしい

僕の中にある愛
そして果てない
記憶のジグソーパズル 最後のワンピースまでしっかりと 生きるのだ

無意味なことなど何ひとつないさ
希望の光は 消えないさ
君が願い続けるかぎり 誰かの愛が傍にあり 誰かの優しさが寄り添ってくれる あたたかい時間が生まれる

海の隅から隅までを照らす灯台の光のように 誰ひとり 特別な星のもとに生まれた人などない
みんな等しく人間だ
ただ、生き方を過ったりすると だんだん心が 蝕まれるだけ

人と人の間に
人が生まれ
人が育つ
人と人の中に
人がいる
人が歩く
人と人の中で
人は生きて
人は笑う

そんなありふれた日々の中 瞬く間に歳を食い 誰もが同じ場所に旅立つんだから
つまらないこと騒がずに あんまり無理せずに

希望の光を 少し 信じてみる 余裕を見せてごらん

きっと信じなくては始まらないこともある

さあ 夜明け前の空
飴色の雲
一筋の朝陽

すべてが希望の光のように見えたら
きっと また 笑顔が生まれるよ

すべてが希望の光のように見えているなら きっとまた 人を信じられる

そして疑いもなく
僕ら 人を愛していけるだろう。

2011/12/17 (Sat)

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