詩人:どるとる | [投票][編集] |
何か悲しいことがあった日の帰り道は
いつもより いつもの道が長く感じられるんだ
ポタリ 地面に こぼれた涙
どんなにきもちに嘘ついても 悲しいきもちはね ごまかせないんだな
人生はたのしいことばかりじゃない
そんな事昔からずっとわかってたはずなのに
今夜はきっと 眠れない でも そんな夜だってたしかにあるはずだ
夜空にちりばめられた 星たちが 僕らをやさしく見下ろしている
絵本の中にあるようなストーリー
めでたしめでたしでいつも終わるね
でも 人生ってストーリーは必ずしもハッピーエンドとは限らない
ゆらり 街の明かりが儚げに 遠く 見えたら きっとまた 僕は泣いてしまうんだろうな
せつないきもちはやさしさもつれてくる
いいじゃないか 少しくらい 転んだって
傷跡なんて 笑い飛ばせるくらいじゃないと
この先 やっていけないよ そんな厳しい言葉が胸に痛いけど
明日が例え雨だって 笑うだけなら できるからね
眠れないひとりの夜には
月のかわりに
涙が光るだろう
あなたが眠れない夜には
星のかわりに
僕が君を照らすだろう
簡単なことさ
楽しく生きるには思うように生きていけばいいだけ
それでもそれが一番難しい世の中だ
だから すぐ近くで
いつも さみしさやせつなさを分け合う
愛の歌を歌ってくれる人が必要なんだ
だから 眠れない夜には あなたが星や月のかわりに僕を照らすんだ
やさしいその光は あっという間に 僕の心にためこんだ涙を乾かしてしまう
魔法のうたなのさ。