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どるとるの部屋


[3588] あしたの天気
詩人:どるとる [投票][編集]


生き急いでいると
時間が経つのも早いのさ
ゆっくり 慌てず急がず
気を長く持って行こうよ

ああ 誰かが 見せた
笑顔は なぜか 涙よりも 悲しく見える
だってあなたは心に嘘までついて 笑ってるから

あしたの天気なんてどうだっていい ただ1日に一度くらいは笑えたら いいから
特別なものなんて何もいらない
当たり前な24時間をください

新しいシャツに 着替えて 始まる季節のスタート地点に立って
夢など抱いて 歩いていくけど 叶わなければゴミみたいに 捨てるのもたやすい

人を思いやらなくなった世界には
どれだけの人が 優しさを 宝物にできるのかな 肌を突き刺すような 冷たい視線注がれる中で 愛を語れるか?

ああ 君や僕が生きるこの街の中 大切なものなんて いくらだってあるはずなのに
お金がなければ 僕らは腹を満たすこともできない

あしたの天気なんか雨でも晴れでもいい
ただ 何もない景色の中に 花や人々の笑顔が咲いていれば 特別なものなんてなくても
幸せになれるはずなんだ

暮れゆく空に 飛んでる二羽のカラス
あいつらのほうが良いこと 悪いこと わかっているよね

あしたの天気なんてどうだっていい ただ1日に一度くらいは笑えたら いいから
特別なものなんて何もいらない
当たり前な24時間をください。

2012/01/07 (Sat)

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