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どるとるの部屋


[3638] 遥かなる果てから
詩人:どるとる [投票][編集]


夜が 街を 包み込み
静けさの中に咲く声
お休みのその一言で
夢の扉開くんだよ
まぶた閉じれば
ほらね 遥かなる果てから 押し寄せる太陽

夢の海を 泳ぐ船は勝手気ままに 波に乗り 行く宛てを決めないまま 明日を 夜明けを目指すんだ

余計な言葉は 今だけはしまっておこう
つまずきそうになったなら 口づけでごまかすんだ

唇と唇が重なる夜
静けさの中にも咲く愛
愛してるのその一言で全ての悩みは消えるんだ
雨あしも通り過ぎたら まるで嘘のように遥かなる果てへと沈んでゆく1日よ

夜が 街を 包み込み
静けさの中に咲く声
お休みのその一言で
夢の扉開くんだよ
まぶた閉じれば
ほらね 遥かなる果てから 押し寄せる太陽

黙ったまま心の中で喋り続ける くだらない会話がしばらく続く

耳をふさいだまま
目を閉じて 薄暗闇に浮かんだ 君の笑顔を明日の君に 重ねたら 明日の君は笑ってくれるのかな

波風立てずには生きれない 足音さえも存在を消せずに街に溢れる 誰かの影 それを照らす光

今日もあなたの傍で
僕の傍で息づく未来

遥かなる果てから
忍び寄る気配

今 さざ波のように
押し寄せるよ
そして今日という1日を波がさらうときさえおだやかに 優しさを残していくよ

遥かなる果てから
遥かなる果てへと
遥かなる果てまで
続く景色を 見送る
今日も僕は何ひとつ
忘れずに 僕のまま
心の輪郭をなぞるように くだらないくらいの毎日を生きる。

2012/01/20 (Fri)

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