詩人:どるとる | [投票][編集] |
僕は狐のように
狡賢く人を騙くらかして
狸みたいに太ったお腹をポンと自慢げに見せびらかして
カメレオンみたいに擬態できたらいいけれどそんな頭もなく
いつもいつでも
愛想笑いもできずに
嫌われてもいい
ひとりでも生きるぶんにはなんの支障もないと笑っている今が地味にわびしいけど
明日はまた僕に旅をしいたげる
裸の心
無防備すぎて
いつも傷だらけ
隙だらけ
考えもなく
ただ直感だけで歩く
だから転ぶこともしばしばあるのさ
かといって
これといって
何かを見直すこともなく立ち止まったままそこから見えるだけの星を見て綺麗だと笑う
そんな日々でも
僕は愛したいのだ
誰になんて言われても明日は明日の風が吹くのだ
どうせまだ旅は続くから気ままで愚かなくらい鈍臭くていい
答や常識なんて模範にしないよ
僕が信じてるのは今まで自分が歩いてきたこの道の中で拾ってきた輝きだけ
そんな孤独な僕を誰かがもしも笑っててもかまわないけど
僕は無視します
さあ また新しい1日が来たよ
僕は歩き出すのさ
太陽燦々輝いて
不安ゆらゆら 揺らめいている
未知なる道へと
僕という風みたいな旅人は進み出すよ
嵐や台風の中へ突っ込むときのようなとてつもない恐怖を抱えながらも僕は行く
生きるということはそれほどに大変なのさ
ひとりだって
いつだって
笑えるゆとりがあるならそれは幸せだろう
今 描く
確かな未来
ちょこんと希望が上乗せされたよ。