詩人:どるとる | [投票][編集] |
愛想笑いや苦笑いは笑顔の内には入らないよ
ほら笑えるもんなら 笑ってごらんよ 心の底からすっかり馴染んじまったその愛想笑いを涙で洗い流して
ああ心に毎日嘘をついてる大人たちの笑顔はほとんどが嘘さ
この世界には 希望はあるのかな
あるようで何もない
ゴミばかりあふれ
食いつなぐ日々
職をなくした人々が
集う街 カラスのようにゴミを漁る姿
鼻で笑った自分に気づいたら
心が腐ってしまいそうだ
幸せな人 貧しい人
境目なんてありゃしない
笑ってる人 泣いてる人
違いなんかありゃしない
死にそうな人 健康な人
特別な人なんか誰もいやしない
真面目な人 不真面目な人
嘘を交えたらわからない
何を信じ何を疑い
何に僕らは寄りかかり生きればいい?
笑顔ひとつ 見せられないと 苦しいから
嘘をついても 誰かの瞳の中で やさしく見つめられたいのかな
ああ 嘘ばかりが
あふれる世界だ
視界の端に咲く
愛や本当の優しさが惨めに見えてくるよ
ただ笑うしかないね
ただ笑うしかないよ
笑えば笑うほどに
悲しくなるんだ
嘘ついでまで笑うなら 心に素直になって膝を抱えて泣きたいよ
それも許さない
世界に 僕は 何を求めるのか
矛盾にあふれたルールに縛られた この世界の未来に何を 見てるのか。