詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんでもない一日が
たったひとつの出来事で特別になることもあるんだよ
晴れた日の朝にそれを僕は思い知ったんだ
空き缶蹴飛ばして
帰り道 夕暮れ
カラスが二、三羽
悲しそうに鳴いてる
東から昇ったお日様が西へと傾いてゆくその中で最悪の朝を迎えても夜になるころには素敵な気持ちで笑えることだってあるんだよ
悲しみにさよなら
サニーデイモーニング
晴れた日の朝はとにかく機嫌がずば抜けてよくて
そんなわけで今僕なぜか有頂天なんです
月に照らされ
踊る僕と透明人間
詳しくいえばひとり
だけれど細かいことは無視して僕は踊るのさ
ちっぽけなしあわせでこんなに僕はしあわせ
権力も金も地位も何もいらない
いるのはこんなありふれたしあわせだけだ
たとえば こんな
晴れた日の朝のすがすがしい気持ちみたいな、ね。