禁断のりんごを食べた二人の僕の体の中にも血がめぐる裸で笑い 裸で泣いた遠い昔の絵空事緑に囲まれた 部屋呼吸する木々や花の中で アダムもイブもパンドラの箱の悪夢も見ずにただ幸せだったほら、僕もアダムとイブのようにただ 愛のままに 生きたい そして生まれたときから欲望に支配されたこの心の中にもう一度あの日の美しさをりんごを食べたいその欲望が生まれたばかりに僕らは悪魔をこの心に宿してしまった。
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