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どるとるの部屋


[378] 言の葉
詩人:どるとる [投票][編集]


僕はいつか人だから当然ながら死んでしまう
だからそのまえにせめて悲しみや喜びを分けあえる誰かに出逢いたい

涙の重さはみんな同じ
ほら君の悲しみも喜びも僕の悲しみと喜びと何も変わらない

涙を流してみよう
心に心に
優しさを注いでみよう
いつか死ぬから
いつか愛もいっしょにつられるように消えるだなんて思わないようにしよう

大丈夫
永遠だよ
僕は君が
君は僕が
好き
そんな気持ちはね
ずっと変わらないから

どんな言葉で伝えようか
どんな場面で
どんなタイミングで
そればかり気にしちゃってしかたないや

素直な気持ちから生まれた言の葉 心に浮かべて 浮かべて
散らせないように
愛する誰かへ贈る
それだけなのにね

暗闇に迷い込んだみたいな気持ちになるのさ
不思議の国のアリスみたいにさ時計仕掛けの摩天楼に急かされて僕は何やってるんだろうと気づく

嘘っぱちのおとぎ話
ぶち壊して
壁の向こうへ飛び出そう

何回だって抱きしめあって
何遍だって話しあって
その中でゆっくり愛しあっていってとてつもなく長い夜をこえていって
やがて見えた答
手繰り寄せた光
ふたり 扉を開ける
その向こうにきっと探していた明日がある

きまりきった答などはもう僕ら信じない
信じるのはお互いだけ

昨日に置き去りにしてきた言の葉を今
引き寄せて 伝えるよ
愛してる…愛してる

素直な気持ち
びっくりするほど単純にされど美しく響いたよ。

2009/10/25 (Sun)

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