詩人:どるとる | [投票][得票][編集] |
僕も小さい頃は無邪気な少年で
人を騙すことや嘘をつくことすら知らなかったのさ
だからみんなにも好かれてた
それがいつからか大人というレッテル張られるようになるたび
汚い世の中の渡りかた知ってしまったのさ
僕の乗っていた小舟はいつのまにか泥の舟にかわり
沈没してしまった
深い深い闇の底へ
おもちゃにあふれかえった部屋の中でずっとおもちゃ相手にままごとしてるばかりじゃ悲しいね
ネバーランドなんて最初から無かった
それですべてはおしまい
楽しい思い出は楽しい思い出のままで心の部屋にしまっておきましょう
思い出の小窓から見えるめくるめく万華鏡のパノラマ
僕はずっと思い出に心を奪われて過去ばかり振り返って生きてきたけれど
今は大好きな君がいる現在が好き
思い出は思い出として大人らしくさよならしよう
いつまでも引きずってはいられない
過ぎた昔と笑うよ
僕ももう子供じゃない
過ぎ行く日々に泣くもんか 泣くもんか
笑って手を振るよ
おもちゃも押し入れの中
だから思い出も心の中
回り続ける万華鏡
きれいだね
涙も笑顔も程よく
混ざり合って
きれいだね
僕は優しく笑えてるかな
これからは笑えるかなあ
今 思い出の小窓から明日をのぞき込んで考えてるんだ。