ホーム > 詩人の部屋 > どるとるの部屋 > 雨粒ほほを掠めたら

どるとるの部屋


[3923] 雨粒ほほを掠めたら
詩人:どるとる [投票][編集]


悲しいことは尽きません
世の中色々ありますが
自分の都合のいいようにはいきませんが
まあそんなに考えすぎずに慌てず急がずに…
それが一番難しい

世の中のスピードに無理やり合わせられているふしがある
僕はもうだめかもしれない

だけど

そんな僕でも愛してくれる人がいて
そんな僕にも優しさをくれる人がいる
僕はそんな人たちのために生きているのかもしれない

不意に雨粒のような涙がほほを掠めたなら
言葉は多分要らないよ
ただ時間をかけて
また笑えるように
また立ち上がれるように
また歩き出せますように
僕は待つだけだ

急いだり特別慌てる必要はない
どうせいつかは終わる旅だ
迷ったり悩んだりするのも必要だけど
迷いすぎたり悩みすぎたりしても仕方ないさ
だから時々は大人も泣いて その悲しみを外に追い出さなきゃだめさ
恥ずべきことじゃないさ

人生は競争じゃない
一分一秒が命がけだけどそれでも急がなくてもいつかは終わる命だ
命を縮めるような無茶はする必要はない
ゆっくりのんびり
マイペースで歩いていけばいいさ
のそのそてくてく
変わりゆく季節を眺めながら行こう

雨粒のような涙がほほを掠めたなら
その時はどうかお大事に
心にも休息が必要さ
その時はどうぞお大事に

その雨がはやく 降り止みますように僕は祈るよ。

2012/04/13 (Fri)

前頁] [どるとるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -