詩人:どるとる | [投票][編集] |
穴の空いた靴下を履いて 僕は歩き出す
不器用なところがなぜか微笑ましいね
他人の痛みがさもわかっているように
自分のことのように心配している 僕は
おせっかいなのかな
でも君が心配なんだ
近づくたび 離れていく そんな毎日だけど
今日も 知らず知らず君を傷つけたけど
僕には穴のない靴下は履けないよ
全て完璧にはいかないよ
どこかが頼りなくて
どこか不安で
何かが足らなくて
何かが欠けていて
だから僕なんだよ
だから人でいられるんだよ
「人に殺されても人を殺すことはできない」みたいに僕にはきっと きっと
いつもいつでも優しくいないと壊れてしまう。