詩人:どるとる | [投票][編集] |
うまれる 朝が
今日もまたひとつ
硬い殻をやぶって
そのまばゆさを
僕らの瞳に届ける
うまれる 夜が
今日もまたひとつ
朝を食べて
その胃袋におさめて
腹一杯になったところで月を太陽の代わりに昇らせる
悲しみも喜びもあるだろうさ
だけどさ 必ず降り出した雨はやむから
訪れた夜は去り朝がやって来るから
そう気を落とさないで
そう肩を落とさないで
雨上がりと夜明けの唄
一緒に口ずさもう
ほらね、簡単だろ
笑えばいいんだよ
泣きやんだらね
すべりこみセーフで
どうにか間に合う
そのくらいでいいよ
そのくらいがいいよ
生きてる気持ちがする
そしてまたうまれる朝が今日もまたひとつ。