詩人:どるとる | [投票][編集] |
なんとはなく開いてみた退屈紛れの本のような一日の中で僕は今生きてる
変わらない営みの上に繰り返す日常の波
その連鎖から時々抜け出したくなるけど無謀なことはお止めなさいといつも嗜まれている
僕が行きたい場所はどこにあるのか
夢に描いた楽園はきっと夢のまた夢に
僕の目指す桃源郷はきっと心の中さ
だけれど信じてるんだ
大人になった今も
有り余るほど悲しみはあれど愛想笑いをし続ける気力は尽きそうで
きっと失うものよりも得るもののほうが悲しいんだろう
それを得ることで生まれる別れの悲しみ
出逢いをうらむその邪悪さがおそろしい
でも喜びはそこにあるから僕は桃源郷を夢見るよ
他愛ない明日に
絶え間ない日々に
波にうまいこと乗れなくても次の列車を待つさ
そのくらいの気力ならあるよ
ほらまた僕は時間を持て余してしまった
気がつけばまた退屈紛れのように一日を蔑ろにしてしまうよ
何ひとつ本気で生きれずにただぼんやりと眺めていた
真昼の月みたいな存在感が希薄な人だった
それでも確かに桃源郷へ今日も少し近づいた
そんな気がする夜
明日はお休み
なんて素晴らしい
それだけで明るい未来 晴れ渡るロンリーハート
後々の悲しみさえ無いかのように思えてしまうよ。