詩人:どるとる | [投票][編集] |
泣いたり笑ったりするだけの1日の中で
人は今日も変わらないいとなみを繰り返している
押し寄せてはまた引いてゆく 波のように飽きても あきれられても訪れる今日という1日
どんなに悲しい1日も過ぎ去るとやっぱり悲しくて
切なさが胸をさらってゆく
さよならも言えないままに僕はまたひとつ1日を通り過ぎた
夜が来ました 待ちに待った夜が来ました
何も悲しくなんてないのに泣きたくなる夕暮れ
変えようのないいとなみの中で 他愛もない会話の中で 人はまたひとつ歳をとる
そしてまたいとなみは繰り返される
花が咲き散るように
それはそれは静かに訪れる つかの間のさよならさ。