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どるとるの部屋


[4024] みの虫のうた
詩人:どるとる [投票][得票][編集]


あしたが晴れでも雨でもいい

共感なんていらない
ましてや慰めなんていらない

たったひとりでも
強くぶら下がる
みの虫のように
意地を張りながらも
冷たい風にも吹かれよう

僕の瞳にも夜がやって来て
月が心よりきれいに輝くから
僕は何も言えなくなる
持て余した心 はみ出したまま

あしたが世界の終わりでも
あしたが僕の最後でも
そこに少しでも希望があればいい

旅に出よう あの空の彼方へ
誰もまだ行ったことのない地平線の果てへ

みの虫になって
世界を見つめよう
いろんな場所にぶら下がって
孤独と寄り添い
いろんな空の下で
雨の冷たさや
陽射しのあたたかさに
包まれて
眠るときさえ優しさを忘れてしまわずに

めのまえのおせっかいやちょっとした幸せを愛そう。

2012/07/09 (Mon)

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