詩人:どるとる | [投票][編集] |
君が笑う声がすれば 僕の心には音色が生まれる 素敵な音色が 生まれる
赤ちゃんが生まれる
産声を上げる
誰もみんなそうだったように
君も僕も恥じらいもなく裸で 生まれてきた 服なんかなくても素敵な個性を抱えて生まれてきた
ほらね一人一人顔立ちも違けりゃ性格も違う
例えば今日誰かが
好きな誰かに思いを伝えた時の心の音
例えばどこかで 誰かの優しさに胸うたれた時の心の音
そんなものがそうだったりするんだな
ほら今日も聞こえている 耳じゃなく心に
好きだよ ただそれだけで伝わる気持ち
愛してる ただそれだけで笑いあえる今日
どんなにくだらない
ありふれた場面でも
心が幸せだよと音立てれば 鳴り出すよ
生きているというメロディ
やがて夜が来て
少し寂しくなって
心細くなっても
大丈夫だよ
君には僕が
僕には君が
あなたには大事な誰かがきっとそばで泣き止むまで笑っていてくれる
なんだ、簡単だったんだね 泣きやんだら笑えばいいだけのことさ
なんだ、単純なことだったんだね 流した涙のぶん明日は笑えばいいだけのことさ。