詩人:どるとる | [投票][編集] |
あなたのくれた言葉が 僕の胸に熱く灯る まるでランプ
理解を超えた場所で単純な気持ちひとつ掲げ 愛してる
それだけであしたの僕ら 笑える
簡単な言葉ほど 不思議と胸に残る
あなたのくれた言葉が僕の胸をふるわす
まるでランプ
幾つの夜をこえて 幾つの朝をむかえてもわからないことばかりあるけれど
この幸せだけは ずっと変わらないよ
朝、カーテン開けたとき
差し込む斜光のように
当たり前なことがいつも幸せだってこと
忘れないよ 忘れないでいるよ
あなたのくれた言葉だけが 打ち寄せる波が今日をさらったあとでも 心の奥で 美しい余韻のように聞こえている
誰もいない 部屋の中
テーブルの上 つい作りすぎてしまったひとりぶんの夕食
ふたつの椅子 目の前には 誰も座っていない椅子
面影だけがそこでいつまでも笑っているだけさ
この手をのばしても掴めるのは 空気だけさ 空をきる手が 切なくて 涙に濡れる夜
涙に濡れる夜。