詩人:どるとる | [投票][編集] |
今日も誰かの誕生日
ただ忘れてるだけで
大人の人も子供たちも少しずつ歳をとる
いつも誰かの誕生日
いつからしなくなったのか いつの間にかおめでとう 言わなくなった
年に一度の誕生日
一年に一度くらいは主役になりたいよ
子供の時はあんなに祝福された
歳をとることが嬉しかった
なのにな どうしていつの間にか 僕はこんなにも 自分の誕生日も気にしなくなって
祝われないことさえ悲しくも思わなくなったのかな
ふと気づけば僕もこんなに 歳を重ねたよ
だけど歳ばかりくって 何ひとつ大事なものは見えないまま
大人になってしまったんだ
今日は僕の誕生日
せめてケーキを買って 食べようかな
今日が僕の誕生日
せめて誰にも祝われなくても 言おうかな
「おめでとう」と。