詩人:どるとる | [投票][編集] |
わけもなく 悲しくなる
僕の瞳にとりあえず今日も夜が来る
意味もなく 八つ当たりしてみる
離れてく人 孤独には慣れてる
その背中に抱えてる闇
目蓋の裏に焼き付いてる昨日
今日の涙嘘のように晴れていた空
それぞれの瞳に映る雨のような
誰の瞳にも同じように映る街並みも世界もその人次第でいろんなふうに見える
それはけっしてずるいことじゃない
だけど、晴れている空の下 泣いてる僕と笑ってるあなたとを隔ててる世界には見えない壁があるようで
少し胸が痛むんだ
それぞれの今日の中
それぞれの景色が映る
それぞれの瞳の中
見えてるものは同じなのに 見え方が違うだけで青い空にも見えない雨が降る
傘を差しても 屋根に隠れても 避けられやしないさ
悲しみは
それをただ運や仕方ないという言葉で片づけられずにいる
それだけで今日の僕の1日はどしゃ降りなんです。