詩人:どるとる | [投票][編集] |
必要以上に急かされて 誰のためでもなく
ただ流れるように過ぎてゆく毎日に身をあずけ
通り過ぎて行く人の波に誰も似たような顔で紛れてるだけ
どんな人生にも必ず悲しさはつきまとって
足かせのように僕らの心に負荷をかける
たまにはしらばっくれたり むだに強がったりして
目の前の現実から逃げたつもりでいるだけ
折り重なるようにして
どうにかこうにか続いてゆく僕らの他愛もない暮らし
明日も天気になあれとサンダル飛ばして
裏になったくらいで落ち込んでしまうほどくだらないことで笑顔をなくすけれど
僕らはけっしてどんなときも 命だけは投げ出さないでいるから
どうか、その誇りだけでも一際輝かないだろうか
この素晴らしき
くそくだらない世界で。