詩人:どるとる | [投票][編集] |
タイヤは転がる
土砂が転がる
土地も転がる
夢も人も何もかも
転がる 転がる
転がって 転がって
やがて落ち着く
場所を探すよ
街は転がる
崩れたり建ったり
景色が変わる
景観が変わる
流れて 流れて
流されて 流されて
いつか覚めるだろう
長いこの夢から
気づけば夜で
気づけば朝で
真昼の月が
昇る頃に見る白昼夢
陽はまた昇る
日出るその時に
聖者も愚民も同じ星の中で生きる
砂漠のような
荒れ果てた大地に
水が湧くように
凍てつくような
最北端の氷河に
オーロラ見えるように
何かがあるよ
必ずあるさ
どんな1日にも
どんな場面にも
何か光のような
どこか救いのような
差し込む陽射し
君を包むだろう
陽はまた昇る
陽がまた昇る
どんな街でも
どんな空の下でも
空がそこに見える
穏やかな雲浮かぶ
遠い憧れが僕ら呼ぶ
陽はまた昇るのさ
なんどでも なんどでも
陽はまた昇るんだ。