詩人:どるとる | [投票][編集] |
本当の幸せなんて
本当は思うより
ずっとちっぽけなもんだ
幸せの前を歩いても
気づかずに通り過ぎてしまうかもしれない それほど本当の幸せはつまらないものだ
だけれどそんな幸せほど大事なことを
僕らは知ってるから
小さな笑顔も注意しなければ見過ごす誰かの涙も何ひとつ本当は見て見ないふりなんかできないんだ
世界中のあなたというあなたの瞳に映る
何百何千という今日が 回り続ける映写機の中でほら笑ったり泣いたりする君を
ずっと捉え続けてる
くたばるまでのほんのささやかな時間の中で 変わり続ける街並みの中に 変わらない何かを探してる
そこには本当も嘘もない
ただ大げさなほど
喜びに満ちた
歌が流れているだけ
そして時が魂を
地平線の彼方に浚うだけ。