詩人:どるとる | [投票][編集] |
小さなことでもいい
誰かの役に立つことがしたい
ほんのちょっとでいい
誰かの心の傷跡癒せればいい
何かと忙しない日々の中で 人波は途切れることなく 蟻のように蠢くよ
僕ができること 探すけど なかなか見つからないから
黙ったままで 通り過ぎる 泣いてる人困ってる人を見つめてるだけの僕に気づく
僕にもできることがあるはず 言い訳しても意味はない
立ちつくすその背中に差す影を 振り払いそっと駆け寄る眼差しに重なる笑顔が見えたなら
それが何よりの宝物
抱きしめよう
僕ができること それはとてもちっぽけなことばかり
でもいつかそれが積み重なって芽を出し
花を咲かせるだろう
誰もがその苗を植える 担い手なんだ。