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どるとるの部屋


[4348] 昼下がりの公園に漂う陰鬱のような
詩人:どるとる [投票][編集]


言葉にならない
気持ちがあるよ
思いを追い越せない
言葉があるよ

あふれてる水しぶきのようにとどまることのない聞き分けのなさ この臓物を引き裂く

それは例えるなら
昼下がりの公園に漂う陰鬱のような
もっと簡単に言えば
平和にあぶれた人たちの惚けた顔のような

そんな、無防備な幸せが 僕には痛いほど この瞼を熱くする

なんでだろうか
なんでなのだろうか

あんなふうに笑うのなんて全く馬鹿らしいのに 素直に嫌えない

だからそれは昼下がりの公園に漂う陰鬱のような
誰もいない夕暮れ時の路地を吹き抜ける さびしさのような
それに似た孤独が匂う。

2012/10/25 (Thu)

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