詩人:どるとる | [投票][編集] |
時間に追いかけ回されて 疲れ果てて
にげこんだ部屋の中
言葉もなくうなだれている僕はひとりきり夜に取り残されたまま 文句ばかり言うよ
もし明日でこの世界が終わるとしたら
僕はさいごの日に何をするだろうか
貯金使い果たしても大したものは買えない
強盗やるにも良心がじゃまをする
結局さいごの日も僕は今日みたいにただなんとなくあくびして寝てる間に終わってしまうさ
ちょっとは笑おうか
ちょっとは悲しいか
わからないけれども
夕日はきれいだろう
さいごの日が金曜日なら週刊誌は買うし
さいごの日がゴミの日ならきちんとゴミも出すだろう
逃げ惑う人を見て笑うだろう
さいごの日は今日と同じくなんでもない日になるだろう
そのうち電気も切れてテレビが砂嵐になっても 部屋の中で毛布にくるまり眠ってる
所詮なすすべがないのならさいごの日だろうとあきらめて
僕は ただいつもの生活をするしかない
さいごの日が さいごの日が 例え明日だとしても
僕はさいごのさいごまで生きるよ。