猫の額ほどの
夜が長く伸びて
誰かの欠伸の傍らで
戦争は続き
虐めは消えない
雨の中でも
きれいに咲いてる
花もあるよ
悲しみの中でも
笑ってる人もいるよ
君のように
世界の隅々
知り得もしない
誰かの死や不幸
わからないけれど
僕よりずっと
多くの苦しみを
知ってる人もいる
だから自分だけが
悲しいと思わないで
シミだらけだよ
きれいなように
見える世界でも
あなたがいう平和は見えてる範囲の中だけだ
ほら、耳をすましてみれば 誰かの涙の音
けっして誰もが生きることを 心から望めるような世界じゃないんだ。
2012/12/21 (Fri)