詩人:どるとる | [投票][編集] |
えんぴつころころ転がって 今日も誰かの手の中で
絵や字を書くために働いている
えんぴつさらさら削られて 今日も誰かの使いやすいように
短くなるまでえんぴつは働いている
あなたがいつでも
きれいな字が書けるように
あなたが疲れたときには落書きも描けるように
えんぴつはそこにある
ただあなたの机の中でじっとして動かずにあなたが使ってくれるのを待ってる
だからまだ使えるのに少し使いづらくなっても これ以上使えなくなるまで使ってほしいんだ
小さな小さなことだけど
大切な大切なことだろう
えんぴつは今日もあなたの手の中であなたのために字や絵を書いてる
たまにはありがとうと言ってあげたいな
たまにはその頑張りを労いたいもんだな
そしてえんぴつにさよならする時、
僕はなんだか泣いていた
なんでだろう
わからないけど
わかるんだ。