どんな嘘も全部 透き通るような夜さどんな言い訳も全部 透き通るような夜さ僕は 涙の中 水たまりの中 酸素を探して 海を漂う魚に聞いても 鳥に話しても わからないものはわからないまま ただ闇を残すだけ今日逝ったあの人の最後を 飾るにふさわしい賛美歌 声も透き通るそしてまた生まれる命が まだ汚れひとつない声も透き通る僕は手のひらを広げて 汚い自分の手に気づき 振り返り 少し昨日より透き通る昨日より透き通る。
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