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どるとるの部屋


[4585] 夜の最果て
詩人:どるとる [投票][編集]


行きたいな 夜の最果てがあるのなら
悲しみや喜びは夜の最果てへと流れる

暮らしは暮らしの中
折り重なるでもなく
花びらのように
隣り合って並び立つ
ここで賄うさ
終わりも始まりも

夜の最果てへと 船を漕ぎ 目指す
オールは心だよ だから頼りなくて
それでも信じられる勇気がある

夜の最果てへと 翼を広げ 羽ばたく
風を巻き起こすよ 大地が背中を押す
そうだよ疑いようのない愛がある

行きたいな ロマンだけ憧れだけで
悲しみも喜びも越えていけるんだ

さあ 夜明けは今
猫も走り出す
塗り替えてしまえ
つまらない世界も

誰も千の夜を超えて
たどり着くその先の世界

一歩踏み出したら
そこからが新しい世界

夜の最果ては 夜の夜の最果てさ

跨ぐように 飛び越えて たどり着いたその場所で誰もが描くのさ
自分だけの朝。

2012/12/31 (Mon)

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