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どるとるの部屋


[4608] まなざし
詩人:どるとる [投票][編集]


あなたの声がきこえる この世で唯一素直に 耳をかせる声

不意に世界の風向きが変わる 君の笑顔は僕の乾いた心を動かす

夜が 朝へと 変わり
扉の向こうは 冬の様相 世界は白に染まる

凍えた心を とかすようにあたたかな 君の声 部屋に届くゆるやかな陽射し
君の声と僕の声が 重なり 連なり 音を立てるメロディ ここに

必要以上の言葉はいらない ただそばにいるだけで全て伝わる

「ありがとう」も「愛してる」もなくても存在全てが命の証
見つめる先に感じてるお日さまのような
まなざし ここにある
あなたと手を繋ぐとき伝わるぬくもりの中に何かに気づくよ

微熱のように 覚めない夢のなか 君のおはようひとつで 1日は動きだす

すれ違い 時に離れた淋しさに気づくとき
背中合わせの夜の向こう

知らなかった君の顔や仕草に 聞き慣れたその声 僕は吸い込まれるように恋をした
君の瞳と僕の瞳が 重なり ぶつかって 知らない明日を築く いつか

当たり前なことがこんなに嬉しいのは何でだろう 二人で色んな事してみたい
色んな場所に行ってみたい 笑うときも泣くときも こんなふうにありふれた場面が君の存在に縁取られ
特別な時間に変わってく 色あざやかに

凍えた心を とかすようにあたたかな 君の声 部屋に届くゆるやかな陽射し
君の声と僕の声が 重なり 連なり 音を立てるメロディ ここに

知らなかった君の顔や仕草に 聞き慣れたその声 僕は吸い込まれるように恋をした
君の瞳と僕の瞳が 重なり ぶつかって 知らない明日を築く いつか

大事なことは いつだって 忘れそうな程簡単なことだから
僕らは当たり前なことでも見失わないようにまなざし配って
誰かを想うんだよ

あなたのためを思って
あなただけを思って。

2013/01/04 (Fri)

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