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どるとるの部屋


[461] 悲しみは空に
詩人:どるとる [投票][編集]


諸国を回る一行のように旅ゆく僕も旅人
雲を追いかけ夢を見て絶え間なく続く日々をただ泳ぐ魚
たまに悲しくて
たまに嬉しい
そんな感情の境をさまよいながら僕は繰り返す毎日

悲しみは空に
喜びは大地に
返しましょう
涙を空に
笑顔を大地に
こぼしましょう

さみしい気持ち
思いをさらう
立ち止まる僕に
風が吹きつける

明日の地図をひらいてみたものの何ひとつ正しいと思う道など見つからない
ただ僕らは日々を描くことでしか生きていけないのさ
縛られているような自由なようなこの僕を愛しんで
いつまでも大事なものは大事なまま
いつまでも僕は僕のまま何も変わらずに
だめなところもいいところもそのままの僕で歩いて行きたい

孤独な夜が僕を闇の中へいざなうけれど
僕はそれ以上の光を放ち明日へと向かう

旅人は雲のように
ふわふわと浮かぶのさ
悲しみなんかに負けないさ
強く強く思ったなら
明日へ行けるだろう
なんか少し自信が出た
確かなものなんて何ひとつとしてない
それでも道を遮る不安蹴飛ばして進むのです

悲しみを空に追いやって喜びを抱きしめて消えていくその感情のふたつを幻でしたともとあった場所に返したら
また形のない思いを抱きしめて僕は物語の続きを描いてゆく

明日へ 明日へと
輝いてゆく
僕は僕の きっと君は君の生きがい見つけて進むのさ

オールを漕ぐその手を止めないで明日へと向かう 光が見えたらもう少し もうひと頑張りさ

落とし穴に気をつけて進むがいい。

2009/11/09 (Mon)

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