詩人:どるとる | [投票][編集] |
窓の向こうに広がる景色に僕は今 融けて
そこに見えるものの向こうにある 世界をこの瞳に映す
何もかもが全部
嘘ならいいのにな
そんな気持ちがよぎったら悲しくなる
だから僕は 空っぽになってもう一度
心を夢で満たす
行こう 誰も知らないような 素敵な素敵な明日まで
行こう 悲しみ喜び繰り返す日々の中 何か見えるその時まで
答えのない問いかけを僕は何度も 何度でも巡らして
振り返る先に見えた赤い夕日の燃える姿に僕は強く誓う
生きる そう決めた時から迷いなんてもう捨て去った
生きる どんなに惨めをさらそうと僕は僕の道を行く
瞳の奥に映る世界に僕は今 立って
そこに見えるものの裏側にある 現実をこの心に刻みつける
明日の窓を開けばまた新しい朝が来て
その窓を閉めるとき赤い夕日が沈むのを見た
世界は夜にのみこまれ鯨のお腹の中
涙の音さえ聞こえない
たくさんのおやすみが聞こえる
明日もまたあの窓の向こうに広がる景色
そこでつづく一日
明日の窓に映るよ。