波のよう 時間が寄せては引いていく波のよう 感情がこみ上げては沈んでいく波のよう 僕らは帰る場所を知っている波のよう 行き来する毎日は波のよう僕らは引いていくときは二度と帰らない波になる押し寄せてくる波はさっきの波とは違う波長く遥かな波がやがて沖の向こうに帰る日は勤めを果たした波のよう僕らは皆、波のよう帰る場所を知っている来るべき終わりを知っているそれはまるで波のよう。
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]