詩人:どるとる | [投票][編集] |
大きな
地球に
ある日
涙が落ちた
それでも万有引力さえ無視して
僕の悲しみはずっと
僕につきまとう
だからさ
悲しみは無重力
付け入る隙があればいつでもどこでも人を奈落に誘い込む
簡単じゃないんだ
いつでも
地球規模の問題なんだ
軽く見るなかれ
死にそうなんだから
小さな涙ひとつでも
悲しみには違いないんだからね
できれば
見逃さないで
その涙
その悲しみ
光ってるはずだから
あなたのあなたの隣にもきっと涙は光ってるから
泣き止んだって
悲しみは晴れることはない
悲しみはストレスと同じで心に蓄積されるものだから
爆発は死を意味するんだよ
だから 悲しみは無重力なんだ
重力を持たずいつまでも人を悲しみの空に浮かせているから。