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どるとるの部屋


[4871] 悲しみの果て
詩人:どるとる [投票][編集]

僕らはただ笑った
生きる喜びに
僕らはただ泣いた
生きる悲しみに
明日の空は闇の中
まだまっさらなページに滲む涙
僅かに残ってる
小さな希望の欠片に
すべてをあずけて僕は進む
終わりも始まりもない
さよならも愛してるも聞こえない
ただいつまでも
あなたは寂しさの中で
吹いてもいない
風に吹かれて 悲しみの果てに何を見る

僕らはただ憎んだ
幸せそうな人を
僕らはただ愛した
優しいあなたを
人の幸せは闇の中
手探りしなけりゃわからない
五感でしかわからない
見えないものや聴こえないもの
たとえば触れるぬくもりが答えさ
約束も裏切りもない
朝も来なければ夜も来ない
ただあなたはいつまでも 虚しさの中で
ありもしないものを見つめている
たどり着いた 楽園の果てで何を見た

回る時計は ただ寡黙に時刻を告げて
与える痛みや悲しみがあっても 気遣うことはない
それは仕方ない 受け止めなけりゃいけないことだよ僕らが
終わりも始まりもない
さよならも愛してるも聞こえない
ただいつまでも
あなたは寂しさの中で
吹いてもいない
風に吹かれて 悲しみの果てに何を見る

約束も裏切りもない
朝も来なければ夜も来ない
ただあなたはいつまでも 虚しさの中で
ありもしないものを見つめている
たどり着いた 楽園の果てで何を見た。

2013/11/05 (Tue)

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