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どるとるの部屋


[4956] 夜の背中
詩人:どるとる [投票][編集]


たったひとつの夜の中に いくつもの悲しみや喜びが隠れてる
僕は知ってる
ああ 見えない夜の背中に 思い馳せれば
出会ったことのない人の笑顔や涙に
ふれたような気になれるんだ

あなたが今 笑っていること
あなたが今 泣いていること
それはただの 風景じゃない
それはただの 雑音じゃない
あなたが生きる証です 僕はそっと目を凝らす 耳をすます
そしてつかまえるよ
あなたの心を

ほんの少しの時間の中に 同じ1日でも僕とあなたじゃすれ違うね
ああ あなたの悲しみはあなたの悲しみ
僕の喜びは僕だけの喜びでしかない
だけど互いを思いやれる

あなたが今 息をしていること
あなたが今 空見上げてること
それは僕の 心が見てる風景
それは僕の 心が感じた音色
ここにあなたがいる証です 僕は僕の生きる証を確かめるよ
そして重ね合わせる あなたと僕の心を

そしてその時見えるものがすべてです

あなたが今 笑っていること
あなたが今 泣いていること
それはただの 風景じゃない
それはただの 雑音じゃない
あなたが生きる証です 僕はそっと目を凝らす 耳をすます
そしてつかまえるよ
あなたの心を。

2014/01/13 (Mon)

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