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どるとるの部屋


[4967] 裸眼
詩人:どるとる [投票][編集]


夜の中に 朝の中に
悲しみは流れ
幸せは あふれ

蟻の行列 群れをなし 砂糖をはこぶ

何をしようか 日曜日
風船の飛ぶ 真っ昼間

何を 歌えばいいのやら
わからない 日には
適当な鼻歌 歌ってみる

裸眼で眺めた世界は
素直なまでに綺麗
嘘のない世界には
本当のことだけが
見える 見える

時の外れでバスを待ってる
行き先は未定

ビルの雑木林を抜けて 市街地へ

ひたすら 笑って
ひたすら 泣いて

世を照らす太陽に 手をかざしてみる

裸眼で眺めた世界は
痛みさえ偽らない
色眼鏡なんて必要ない ぼやけた世界を生きよう

暮れゆく空の向こう
ぼんやり浮かぶ雲が
ちぎれてく意味を悟り なんとなく沈んだ
やがて来るだろう夜を待つ

裸眼で眺めた世界は
素直なまでに綺麗
嘘のない世界には
本当のことだけが
見える 見える

裸眼で眺めた世界は
痛みさえ偽らない
色眼鏡なんて必要ない ぼやけた世界を生きよう

ありのまま生きよう。

2014/01/28 (Tue)

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