月の光を浴びて 涙をお空に 返すのよ押し寄せる 感情の波 引いてゆくのはこの窶れた命時の渦潮 くるくる 回って 二度と戻らぬ旅をする そして 再び 夜はやって来て 誰かしらを悲しみで包むのよ朽ち果てた 廃屋で見る 甘い夢の終わりはあなたの声箱庭のような 部屋に 感嘆のため息がもれる陽の光に 濡れた命を 浴びさせて 乾かすのよ繰り返す言い訳と皮肉の終着駅は空の上さ。
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