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どるとるの部屋


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詩人:どるとる [投票][編集]


人魚のように
泡になりましょうか

記憶の海の果て
昇る朝日に

重ねてみる希望
光は群れをなして

水面を 飛び魚のように 跳ねて 泳ぐ

そこにとこしえの言葉があるのなら

愚かな 言葉は 跡形もなく燃やして
規則正しく 躯に並んだ 鱗のように

ただ 引かれた直線をなぞる

正しいように嘯いて 人は凡てを真と語る。

2014/02/11 (Tue)

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