人魚のように泡になりましょうか記憶の海の果て昇る朝日に重ねてみる希望光は群れをなして水面を 飛び魚のように 跳ねて 泳ぐそこにとこしえの言葉があるのなら愚かな 言葉は 跡形もなく燃やして規則正しく 躯に並んだ 鱗のようにただ 引かれた直線をなぞる正しいように嘯いて 人は凡てを真と語る。
[前頁] [どるとるの部屋] [次頁]