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どるとるの部屋


[5015] つづきのない物語
詩人:どるとる [投票][編集]


そっと 捲る 今日のページ
わかっていることは命にはいつか
必ず終わりがあるってこと

ほら ほら 夜の中
朝の中 誰かが生きてる そんな当たり前を笑えるものなら笑ってごらん

「なんとなく」だからこそ
「どことなく」だからこそ
形に出来るもの 何があるだろう

始まりの先に終わりがあっても
終わりの先の始まりはないんだ

つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる

あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように

読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ

ふと 見つめる景色の傍ら
僕がしっていることなんて ほんの少しのちっぽけな世界

ほら ほら 空の色 風の匂い ふれて感じて 形のないものに形を与えるのさ

「それとなく」でいいのさ
「さりげなく」でいいのさ
目に見えないものを描くイメージで

おはようの先のサヨナラはあっても
サヨナラの先のおはようはないんだよ

生まれる朝 消えゆく夜 明かりに代わるものはなに?

つづきのない物語 これからをつくる日々
慌ただしく急かされて 追い立てられて
僕らは 今を生きる

あらすじを求めない物語 明日を築くのは今日を築く自分で 一文字が重なって 膨大な物語になるように

読み込むのも書き進めるのも あなた自身だ

書きなぐるのも 読み捨てるのも あなたの自由だ。

2014/03/02 (Sun)

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