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どるとるの部屋


[5031] 夕景列車
詩人:どるとる [投票][編集]


見てごらん日が暮れる 誰かの声がする
「さよならまた明日ね」

歩道橋から見ていた
沈む夕日 きれいだね

悲しみは悲しいまま
苦しみは苦しいまま
何ひとつ変わらないのに何ひとつ変わらないのが またいい

幸せも変わらないから

痛みを残したままで
空は暮れゆく
ポケットに押し込んだ涙
きらり 光って

時のレールを 走ってゆく列車が
今日という駅を通り過ぎて
明日を目指し走ってく

僕は明日には行けない 明日の僕には会えない

ここでさよならさ。

2014/03/08 (Sat)

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