詩人:どるとる | [投票][編集] |
たしかなものなどこの世界にあるのかな
僕の言葉でどこまでそれを語れるのかな
たしかなものひとつさえ守れない僕に
たしかなものなど語る資格はないのかな
たしかなものだけを抱いて人は生きれない
不確かなものでもちゃんと抱きしめていなくちゃならない
だって不確かなものからたしかなものが生まれることもあるから
確かでない答を確かにするのにはずっとその不確かな答を抱えていなきゃ確かになんてできるはずない
だから
たしかなものと不確かなもののふたつを僕はこれから抱えるよ
たしかなもの
たしかじゃないもの
わからないこと
わかってること
僕はずっとそのふたつを抱えたまま生きていく
それが人に与えられた運命ならばそれに従い僕は不確かなものをできるだけ生きてるうちに確かにできるようにしたいよ
ひとつずつ不確かな答をたしかなものに変えていく毎日の中で不確かなものを確かにするために僕は不確かなものがなぜ不確かなのかを探りその不確かな要因からたしかにできるすべを見つけるよ
それがいちばんのたしかな答なのさ。