詩人:どるとる | [投票][編集] |
通りを歩くといろんな景色が見えてくる
道端に座り込む若者は理解を求める割に周りの声に気が付く耳がない
裏通り愛と平和と
甘い恋物語を歌う
シンガーは人の斯くあるべき姿をおしえてくれない
理想論やきれい事ばかりを並べ立てるだけ
常識の上に 胡座をかいて 私や僕をわかってと言ったところで世の中は微笑んじゃくれないさ
おまえの是非を問うのは出来合いのような法律か それとも崇め奉られた神や仏か
かげろうのように移ろいながら
意識と無意識の狭間で今日も若者は愛に飢え
不器用に愛を寄越せと歌っている
草花はいい 動物はいい 憧れの向こうに見てるのは なんだろう
楽がしたくて 面倒くさくて とりあえず世の中に逆らって 都合の悪いことからひたすら逃げてます
根っからの怠け者は親の臑という木にぶら下がったまま
そこから見えるちっぽけな世界を睨む
流行りがおしえてくれるのは 本当のような顔をした嘘偽り
あがいてもがいて どうすりゃいいか頭悩まして考えた
だけど答えは 追いかける程 僕から遠ざかってゆく 努力の嫌いな若輩者は諦めという間違った挫折の仕方を覚えました
旅人というには格好のつかない着の身着のまま生きている そんな僕が知った愛とはいつか親がくれたビンタに他ならぬ
常識の上に 胡座をかいて 私や僕をわかってと言ったところで世の中は微笑んじゃくれないさ
おまえの是非を問うのは出来合いのような法律か それとも崇め奉られた神や仏か
かげろうのように移ろいながら
意識と無意識の狭間で今日も若者は愛に飢え
不器用に愛を寄越せと歌っている
若い内は誰もあまのじゃく
だけどそんな あなたの中には
優しく素直なあなたもいてただ誰かのぬくもりが欲しいと 歌っているだけ
それをひねくれ者と世の中は呼んでいる。